設計段階から施工業者を決めてスタートするほうが
健全かもしれない。
基本設計をしながら概算見積も同時にすすめてもらって、
工事費の見込みを付けてから実施設計(詳細設計)に入る。
設計段階で施工者も打合せに入るわけだから、
施主・施工・設計の三者は、相手のことを
よりよく知れるし、団結の心も生まれてくる。
図面が出来てから入札して安いところで施工では
そうはいかない。結局トラブルも多い。
その落札業者のことをよく知らないと余計に。
いろいろな契約の形態がある。
建物も、工法やグレード多種多様。
施工業者は自社の特色を絞り込み始めている。
付加価値のある独自のスタイルを固め始めている。
その特色を見込んで、設計者も施主も依頼する。
金額競争しなくても、いっしょに居る時間が長くなれば
「儲けたろ」とは思わない。健全な仕事が健全な価格で
出来やすいように思う。
業者が下請けを変えて変えて安いところを求めるより、
健全な価格でできるなら職人も健全に育つし、
請負と下請け業者の関係も、時間を経てよりよいものに
なっていけばいい。
健全とは?すなわち健全なこと。
余計なつっこみはいりません。