棟上が終わり、仮屋根がかかったところで
打合せのついでに中山棟梁自ら案内してもらって見学。
社寺建築のえもいわれぬ凄みは、この圧倒的な
木の量、住宅建築では考えられない太さの部材を
内包する、生命としての迫力なんだろうなあと、
こういう「内臓」というか「骨格」を見るたびに思う。
加工、架構の基準となる水平線を「陸墨」
といって、そのレベルにある全ての部材を通っている。
これは隅木にうたれた水平な墨で、「陸墨」を基準に
「陸より五寸上り」とある。
・・・自分の手がける建物をどっしりとした胆で
(おかしいかな?でもそんな感じ)話してくれる中山さん、
「康ちゃんカッコイイ!」とどっかのコンビみたいに
叫びたくなるよなあ。