2006年08月18日

写真は

ないけれど。

定置網的に阿波踊りに参加していると、
いろんな人生模様が見え・・るような・・

大学の友達を見物に連れてきていて、
「おまえやもこいだー」と大阪弁や関東弁で
誘いながら一人踊りだす、ほんまは自分が踊りたい
「腕に覚えの」学生ダンサー。うまいんだ。さすがに。

都会で就職して、その会社で縁があって結婚して、
こどももちょっと大きくなって家族で帰省した若い母。
こども達は「県外者」のお父さんに手を引かれたまま。
おかあさんは、しなやかな手つきで絶品の「女踊り」。
うまいなー。洋服姿でうまい人はほんまにうまいんじょ。
彼女も、「腕に覚え」関係。

去年も今年もこの場をある意味リードしていた青年。(か?)
単なる酔いどれやなーという感じで見ていたけど、最終日が終わって
春雨さんたちに「覚えてるでしょボク?」と標準語で主張する。
アイデンティティー系。

「新町橋の阿波踊り」テリトリーを、通り抜ける他の「連」の人々も、
「お?よっしゃ踊っていくでー!!」という「心底踊り好き」関係の方と、
「なにえここ?」と、いぶかしげに、そこに並ぶ「鳴り物隊」を横目に平気で
スタスタ歩いていく、「あなたにとって踊りとは?」と問いたくなる
「阿波踊りをしている私」関係の方々。


ま、にわか系の阿波踊り初体験の方々が経験する

「やっとさーーーー」「やっとやっとやっとやっと!!!」
 


「おおおおおおおおおおおおおーーーー!」(大興奮)は

もはや徳島人には経験できないことで、
まあええんやけど、なんか三味線のちっちゃい音でもこの何十万人が
参加してる阿波踊りに能動的に参加してるだけで
自分だけでも満足なので、とか、

事あるごとに「阿波踊りも終わったし」とか言って

「所長、はいはい、いつまで言よんですか」

とたしなめられるこの二三日ではあることよなあ。
posted by uch at 21:32| ☔| Comment(3) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする