2006年11月21日

長谷寺が属する

鳴門結衆の大法会が、土佐泊の潮明寺で行われました。

「いろいろ見といてねー」ってことで
祐信さんのお誘いのまま行ってみて・・・


061121屋台小.JPG
061121門小.JPG

「大法会」ってお祭りなんですね、知らんかった。



061121卒塔婆.JPG061121卒塔婆足元.JPG

境内にどどーーんと大きな卒塔婆。足元にはお札を水でペタペタ。


サラシ.JPG

卒塔婆のてっぺんからなにやら白いものがお堂のほうへ・・
(サラシなんだそうです。)


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港町のお寺らしくきれいなブルーの
「潮明寺」の表札(かな?)、の下に
結わえられていますサラシの端が。


で、それが五色のヒモに変わって、


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建物の中へと・・・


061121さらに奥へ.JPG

さらにもっと奥へと・・






あっ!!




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ご本尊の左手が紐の端をつかんでおられる!!!!!!!

日本の仏教って、いわゆる「宗教感」希薄な印象持ってましたが、
ちょっと「ぞくっ」とするくらい宗教でした。

さっきの「ペタペタ」の檀家の人たちで、実はご本尊の手を間接的に
触ってお祈りしていると知っている人は

「すくないでしょうねー」(祐信さん談)・・・


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「読みたて」の風景。
全部で十二ケ寺のこの結衆、二ケ寺ずつが一緒に読みたてて、
二日間かけて延べ二万人(人じゃないな)分以上の読みたてを
するそうです。「誰がどこの誰それを供養しますー」と。

読まれた家族が、賽銭を赤い毛氈のほうに投げます。


061121毛氈.JPG

本尊さん側からの光景。
左手の多宝塔モデルの回りを、お坊さん達が右回りに
めぐりながらお経を唱えるそうです。赤い毛氈の上を。

最近、「巡る」やら「廻る」やら執拗に言ってるのは、
建築は(特にお寺は)静物だと思っていたけど、そうじゃなくて
「お坊さんの動き」を容れるものだというのを知って、お寺の
見え方が劇的に変わったからなんです。


061121踊り.JPG

卒塔婆のサラシの秘密を知って、興奮気味に寺をでようとすると
仮設の舞台で踊りが・・・。ゆったりと、檀家の方がふくよかに踊る。
これも、そうよ全体のなかで重要やなあと、

思いましたとさ。




それと、ここにもありました、
葉張りは小さいけど、幹周りからするとかなりな樹齢の


061121銀杏.JPG

銀杏の木




posted by uch at 09:12| ☁| Comment(10) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする