帰ってきて写真で見て、
「あれ、けっこうええ感じだったんじゃ」と思う。
写真を信じたらあかんということでもあるなあ。
何ぼ写真がきれいても「居心地のよさ」なんかは
もっと複合的なもので、「なんとなくええ」と
本当に感じることとは無関係。
しかし、全面透明な大ガラスとくらべて、今回のツアーの
最初に行った茂庵といいここといい、木製の桟や格子や枠が
窓辺になんと潤いを与えることか。
外と内との境界に「何もないのが透明」ではないよなあ。
この踏み台はよかったです(笑
下段に薪はあるものの薪ストーブ焚いてはなかったです。
よほど寒くないと焚かないのだとか。
うーーむ。暖炉にテレビ入れて炎の映像流してる
店が徳島にもかつてあったなあ。
そういえば昨日、初めて設計した薪ストーブのある家
引渡しました。まだごぞごぞはあるものの。
火入れの儀式、見たいなあ。
そして、やって来ましたクライアントの一番のお気に入り
北白川の「りほう」
端正です。
きらいじゃないです。というか、好きですこういうのも。
ようするかどうかは別にして(笑
椅子もテーブルもカウンターも、一人の作家の方の作品。
重心をぐっと低くしている感じですそれらが。
この窓も、上のと同様「切り取った感」あります。
そこから見える景色も大事やけど、この切り取る気持ちが
好きです。
オーナーご夫婦がまたよかったです。気取らず、気張らず。
奥さんのたまにでる「かごっまべん」もかわいくて。
さて。じゃ設計いってみよう。
あ、そうじゃ帰りに、クライアント夫人から
「ギターいります?」
聞かれて、それがどんなギターであれ断る理由は全くないので
いただいてきました。むかしおじさんからもらったものだとか。
春日楽器のガットギター。silver mellow tone No.700とある。
シリアルナンバーのかわりに製造年月日が。
お、私と同い年。
きれいにしてからお見せします!
いろいろ満腹な京都ツアー。
Iさんありがとうございました!