茶室のある家
ガル・スペースデザイン原さんの設計。見学させていただきました。
水沢工務店ゆかりの大工さんが徳島に来てやったという
茶室廻り。「これが本式です」「よう見といてくださいよー」と、
いろいろ説明してくださる。
イーっパイ見所ありましたが、ええなあと見入ったとこを・・
なんだろか、この、なんなんだろか。水屋のところの棚なんですが。
何回もここへ戻って見てました。
これ。原さん、茶室にかかりっきりで、端正な本式ものに入れ込んでいますが、ふと出てしまったこれが原さんなのでは?
こうするとこんなにやさしい感じになるんですね。
母屋はもちろんよかったんですが、原さんオリジナルの
宝庫だったのはむしろ駐車場でした。
妻面に屋根をつけるのに、桁行の欄間を開けてある
もんやけん屋根が「終わってくれない」。
そこでこういう
ひれをつくって「止めて」ます。
上に載った細い笠木がかわいい。伊勢神宮五十鈴川の橋脚保護の柱に
のった切妻状の板の水切りを思い出します。
原さんがこの駐車場建築かわいがっているのが伝わります。
同じ駐車場の妻面の架構。左右の母屋の下にただ束を立てるのではなく、
舟肘木的なデザインの部材を入れて浮かしてあります。
そのラインが、曲線でなくてスパッと直線で、水平部分から面を落としてあるのが「かっちょえー!!」です。
(なぜか写真がセピアの設定になってますが・・・)
次、原さんフルオリジナル和風お願いします!!
posted by uch at 09:39| ☔|
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