岡本太郎が実際に創作していた家。
自分自身の懐かしい時間もそこに同時に流れているような
不思議な感じがしました。なんか。
タナカカツキ氏と岡本太郎のコラボ。
これは見入ってしまいました。岡本太郎が描きかけた、
人がふたり寝そべっているほぼ真っ白なキャンパスに、
直接タナカ氏の映像が投影されて流されている。
不思議じゃーこんな体験は初めてです。
なんかあっち行ったりこっち行ったり歩いたりおどったりする
人のカタチ、最後のほうにこっちに近づいたと思ったら顔がある。
岡本太郎に見える。ものすごく怖い。ほんま怖い。あちらの世界
から笑いかけてくるようで引き込まれそうになる。
売店でタナカ氏の「オッス!トン子ちゃん」
という漫画、思わず買ってきた。
岡本太郎にまつわる人たちってアツクルシイ。
なんか巨大にアツクルシイなあ。
その岡本太郎と、大阪万博お祭り広場でコラボした
丹下健三の代々木の体育館見にいく。
ほんまもんは力強いです。
その後青山あたりを歩き回ると、かつての80〜90年代流行建築は
ことごとく姿を消して、それより前の「フロムファースト」とか
「ヨックモック」とかが存在感を新たに大きくしてました。
もう空港向かおうかなとも一瞬思いつつ、元気振り絞って
丹下健三の「東京カテドラル」へ。
よかったなあ。行って。
改修中ではあったけど、全然問題なし。
なんというか、「流れ」と切れたような建築が多い中、
例えば自分はこれからどこを行くのか、どういうふうに
何を参照していくのか、いっつも考えることやけど、
自分しかできんもんというのを探す旅でないと意味ないよなと
思うなあ。こないだの「かたつむり山荘」からよけいに。