2007年10月25日

三日目は

ホテルから会場まで散歩がてら歩いて。


保存?取り壊し?の話が確かある東京中央郵便局に入ってみる。




071025中央郵便局.jpg
この優美な曲線。エアシュート。

カプセルに書類とか入れて、パイプにセットしてふた閉めて
スイッチ押したらプシッと他の階のほかの部屋に瞬時に送られる
というなつかしのハイテク設備です。現役のようす。

こういう、目に見えている高度技術くらいまで
戻ってもええのではないかと思います。なんともいえない
ワクワク感が技術に対してあるくらいの感じの。



プログラムに参加した後、建築見ようと街へ。



国立新美術館、六本木ヒルズなど廻る。
森美術館でやっていた"clossing"(だったかな)展に
引き込まれる。

見入ってしまうような展覧会は久々でした。
立石大河亜という画家の作品にまずはゆさぶられまくり。
帰ってきてネットで調べてもあまり資料がなさそう・・・
地球より目玉のほうが深く大きなモノだったり、
あ、そうか中と外がどんどん逆転していくというか・・
ドキドキするような作品でした。


どなたかご存知の方いらっしゃいませんか?

とりあえずここまで。



posted by uch at 09:22| ☔| Comment(4) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月24日

元ホノルル市長の

Jeremy_Harrisさん、
高野町長 後藤太栄さん、
小池百合子さんによるお話、

続いて、JIA会長仙田満を加えた四人による
パネルディスカション。



残った言葉・・・

モノ一つ買うときにもその背景を想像しないと。

車の街から人の町へ
→移動しなくてよいまちづくり、市役所に行かなくても済む
システム作り、公共交通の再構築。

お堀や川にに柱立てて高速道路作ってしまうセンスの人たちには
分からないでしょうが・・・

『街づくりは建築家の責任です』
ひとつひとつの建物の話ではなく、持続可能な街づくり
景観づくり、機能の再構築、CO2削減、これらを全て
解決しようとするとき、建築家の参加が必要です。

『世界遺産』というけれど、それを持続してきたシステム、
続いてきた理由に目を向けるべきです。

法隆寺の部材、創建当時からのものは全体の20%のみ。
補修、改修で生きながらえてきていることを知らないと。

都市化する必要のないところにまで都市的なマテリアルを
使ってしまっている。

100年後に車を街から消す為に、今はじめています。

forecastingからbackcastingへ
未来のシナリオを書いて、源へ戻りながら手法を検証する。

ガソリン代に、排気ガスなどでおこる疾患の治療費や、汚染された
環境の修復費が含まれているわけではない。つまり石油が安いわけ
ではない。現代社会は欠陥のあるシステムの上に成り立っている。

海外からの観光者が京都に来て、「日本に拒絶されている気がした」






まだまだありましたが、それぞれに実際に取り組んでいる
話で、迫力ありました。

二日目午後のプログラムでした。







その前の昼飯は朝に合流していたみんなと銀座へ。

富田先生、
「銀座のビアホールいっとかんと!」
「ええんよー・・えっと名前なんだったっけ」(笑

いろいろ調べてたどり着く。





071024全景ライオン.jpg
創業73年!!



ほんで







071024乾杯ライオン.jpg
乾杯!

「銀座ライオン」です。
ちゃんと行ってきてましたよkimotyさん!!






071024ランチライオン.jpg
ランチもんまい!





生ビールも黒ビールも、なんともいえない泡の触感・・


ええなあ。
歴史は、この時間をはらんだような感じは、
ちょこちょこっとやっても作り出せんなあ。
















posted by uch at 08:52| ☁| Comment(2) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月23日

UIAの準備委員会やらで

徳島からは1人だけ一日早く東京入りしていた。
ので、その夜は、当然、ほっつき歩く(笑。

ホテルの近くにしぶい焼き鳥や見つけるも、「神田」方面に
何かありそうな胸騒ぎを抑えきれずにひたすら歩き回る。

あーもひとつやなあ、あの焼き鳥屋に戻るか。
と思ったところで、たどり着く。

高架の向こうでチラッと覗いてバチッと店内の人と目が合う。
うーーん?と思いつつガード下をまわってきて別の暖簾を
覗くともう一度同じ人とバチッ!ぐぐっと引き込まれて、
気づいたら座ってましたカウンター。





071023ガード下1.jpg
いいねえー!
ガード下、赤提灯、カウンターに並ぶ惣菜!!!
そっけないおっちゃんに、饒舌な常連客、テキパキ動く
女の子達!ほんでんまい焼酎に銀杏!!

前のお客の残したビンで殻を割りながら塩つけて
口にほりこんでは焼酎を、日本酒を。



隣に座ってるのは山形出身の方。
何故かキャベツをかじりながら焼酎飲み続けてます。
なんかえらくもりあがる。それに常連同士の喧嘩や歌。



071023ガード下.jpg
入口はこんなんです。いくつかのカウンターがあって
それぞれ別の店。じゃ、もう一軒行くから!とか言って
ビニールのカーテンくぐって、隣のカウンターで飲みなおす人も。



田舎にはかえってこんな店やこんなつながり、ないなあ。
ひととひとが生身であたたかく一緒に生きている感じです。
ここでの一杯で安らぐ為に電車乗り継いで来る人もいる。
電車の走る騒音が店を和ませる。歴史は作り出せんよな。








posted by uch at 18:54| ☁| Comment(4) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする