ので、その夜は、当然、ほっつき歩く(笑。
ホテルの近くにしぶい焼き鳥や見つけるも、「神田」方面に
何かありそうな胸騒ぎを抑えきれずにひたすら歩き回る。
あーもひとつやなあ、あの焼き鳥屋に戻るか。
と思ったところで、たどり着く。
高架の向こうでチラッと覗いてバチッと店内の人と目が合う。
うーーん?と思いつつガード下をまわってきて別の暖簾を
覗くともう一度同じ人とバチッ!ぐぐっと引き込まれて、
気づいたら座ってましたカウンター。
いいねえー!
ガード下、赤提灯、カウンターに並ぶ惣菜!!!
そっけないおっちゃんに、饒舌な常連客、テキパキ動く
女の子達!ほんでんまい焼酎に銀杏!!
前のお客の残したビンで殻を割りながら塩つけて
口にほりこんでは焼酎を、日本酒を。
隣に座ってるのは山形出身の方。
何故かキャベツをかじりながら焼酎飲み続けてます。
なんかえらくもりあがる。それに常連同士の喧嘩や歌。
入口はこんなんです。いくつかのカウンターがあって
それぞれ別の店。じゃ、もう一軒行くから!とか言って
ビニールのカーテンくぐって、隣のカウンターで飲みなおす人も。
田舎にはかえってこんな店やこんなつながり、ないなあ。
ひととひとが生身であたたかく一緒に生きている感じです。
ここでの一杯で安らぐ為に電車乗り継いで来る人もいる。
電車の走る騒音が店を和ませる。歴史は作り出せんよな。