なんのキャラか、たなびくマフラーを首に巻いた姿をたまに
TVで見る。マフラーがたなびいた形のままカチーンと固まっている。
かつての仮面ライダーなど、「あーかいーマフラー」とか歌には
あっても、劇中はだらっと胸にたれていて、「漫画のライダーとは
ちがうなあ」と、現実のマフラーの所作にがっかりしながらテレビ
見ていたのを思いだす。
観光バスの窓が平行四辺形だったり、アメ車には羽が生えて
いたりと、かつてのクルマは「スピード感」を稚拙に表していた。
今は、空力学的に有効な形が先行した中でのデザイン。
矩形や直線の集まりの中になんとか有機感を生み出して、高揚感ややすらぎを得ようとしていたかつての建築。技術的に、直接的に有機的な形態(直訳というか、通訳の不要なダイレクトに有機的なかたち)が簡単に出来るようになって、住み手の想像力が不必要になってきた最近のある種の建築。
人間のイマジネーションを不要にするモノ・・・
藤崎マーケットの笑いは、いろんなジャンルの要素の複合ワザ。
芸術的やなあ。今はここまで完璧にしないと「笑えない」時代か。
彼らは好きやけど(笑