2009年06月09日

次々と運び出されていく






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タンスやらなんやら。



自分の家ではないけんどさみしい。

まっさらでこの家に運び込まれた何十年前とは
気分がちゃうだろな彼らも。

ほなけんど、いっちゃん古いンは家が建った昭和4年
からほんの三年前までずっと使われてきて、そろそろ引退気分
というか静かな余生というか、のんびりしようとこに突如、

「え?壊すんですか?」
「この家?」
「わてらは一体どないなコトに!?」

と気が気でなかった(であろう)ところに、
まあようけの引取り手が次々と(嬉)!!



障子や襖はもちろん押入れの棚板やらなんやら、
タンス、水屋、炉(お茶の)、ラジオ、欄間、手スリ、
ソファ、テーブル、掘りごたつ、ポスト、仏具、三味線、
画集、ソケット、フック、欄干、フォンデュセット、
着物関係の道具、型紙、えーと、ドアノブ、小箱、
湯たんぽ、ガラス、庭石、灯篭、敷石、つくばい、
違い棚、壺、灰、ふた、金物・・・

最後にはもうほんま空っぽに近くなりました。

これはしかしすばらしいよなあ。トラックにがしゃがしゃ
積み込まれてズザーっとか下ろされて砕かれて焼かれる
こと思たら(激しすぎるかな表現)、

えーと数えると二十(!)近くの家庭にまた再デビューして、
しかも「あっこれ、ほしい!っ」と思ってくれた人に使って
もらえるなんてな。



「これいいですか?」と、声がかかるたびに
「お、行き先決まったン?よかったなあ」いう気分に
最後のほうはなってましたよマジで(笑・・・



来週からフクブルが解体作業に入ります。
その際外廻りの建具はずしてもらって、希望の方に引渡して終わり。



本体にもやはり心残るよな。どないもしゃあないけど。






posted by uch at 18:01| ☁| Comment(6) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする