竣工当時
心々半間の四寸柱二本に、「全かぶせ」の、天井高目いっぱいの
カマチ組扉。枠を見せない苦肉の納まりでかぎは横から本締り。
グラビティヒンジの三ヶ所吊で、「おお、納まった!」思たけど。
鍵をかけない状態では、マグネットで閉まっているだけなので、
強風が吹くと扉面に働く負圧で開いてしまう。改良を重ねるも
根本的解決にはいたらず、この度ニューバージョンに!
まずは現状
だいぶ足元が傷んでもいます。やはり玄関には深い庇が必要。
柱の内々に扉を入れたら簡単に解決するンやけど、それじゃ
全かぶせの発想そのものがなくなってしまうよな。
「風井戸のいえ」を標榜しながら、その第一号であるこの家の、
しかし1階には熱排気用の窓がなかったのでこの際それも新設。
・・・さて。長年思いつかなかった鍵の処理は?
風が吹いても開かない仕掛け・・・
これです。
つまりこう。
柱一本分はガラスが狭くなったけど、左右非対称なのもイカス
かなと。
前のンより内野設計らしいな。スケールも。エエ感じです。
欄間の内倒し窓にはもちろん網戸もつきます。
クーラー稼働日は明らかに減るはず。
こんな簡単なことでも。
やっと完成した感じ。 「風井戸のいえ」(笑!