2011年03月14日

我々が普段考えている建築の、

どこまでが有用で、どこからが(あえて言うと)
そうでないのか、考えさせられます。

社会との関係の中での、生活を入れる容器としての「建築」は、
このすさまじい地球的規模の脅威の前では、人命を守る為の「砦」
として機能することにつながっていないことを思い知らされます。

穏やかな環境で、穏やかな自然環境を享受するためにいろいろ
考えていても、まるごと、根こそぎ消滅してしまう。


「防災と交通」が、実は建築家が担えるといえる職能ではないか
という考えをお持ちの方がいます。建築家がプロとして社会に貢献
できる能力とは、デザインとか美しさのような

「カウントできない」ことではないんじゃないかと。


まちづくりは変わりますね。海に面した地域での。
大移動が、移住が始まるかもしれません。

建築も、非力ながら、考えるポイント、重きを置くべきはどの部分
なのかということを、ひとつひとつ、より真剣に考えるようになる
でしょう。

いかすことを考えていかないといけませんね。
いろいろそぎ落としてもいかなければなりませんね。
何ができるのかかんがえないといけません。


お見舞いとお悔やみ申し上げます。







posted by uch at 13:12| 徳島 | Comment(0) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする