建築設計関連四団体で考えていこうと、「四会の会」がスタートしました。
震災、今後、について
被災地での復興住宅の建設が始まっています。
建材工場や企業が被災して生産が思うようにできない中、ここでもやはり
木が重要だと思います。
国の政策で植林しすぎた山。伐り出せばお金になるはずの山。日本中の山は
十分に育った木で覆われています。
植えろ植えろとけしかけておいて、同時に外材の流入には歯止めをかけず、
公共建築からは木造そのものをを締め出した結果、林業人工は激減・・・
(徳島で5000人いた林業従事者がいまや600人です)
一山伐って製材しても、再植林するお金が残らないし、伐るだけ損な価格で
しか売れない。補助が出る間伐で細々と食いつなぐしかない・・・。
知れば知るほどどうしようもない山の現状を知らされます。
伐り旬(2月頃まで)は過ぎているので、良材をちゃんと伐って下ろすのは
できても秋以降ですが、山には間伐して下ろしもせずほったらかされている
木が日本中にあると聞きます。
国が補助してこの際全部下ろして、復興住宅に使えないのかと思います。
仮設住宅だからと在来工法+石膏ボード等新建材ですかすかの家をつくる。
去年あたりから断熱材が入手しにくくなっている状況の中。
寒冷地での住まいです。これから春、夏ですが、そのあと秋、冬が必ず来る。
せめて床、天井、壁を厚板にすることなどで、すこしでも人間的であたたかい
空間ができたらと思います。無機質な材料よりもやはり自然素材です。住む
人々を少しでも癒せるはずです。
秋以降、山にある良材を伐って、適正価格で流通させるおろすということにも
国の補助がしてくれたら、よりよりすまいで街を建て直すことにつながらない
でしょうか。
街の復興→山の復興→よりよい住環境をつくりながらの復興→国の復興・・・
「四会の会」で、なにかどないかできないのか、話し合ってみます。