2011年11月17日

徳島県

木造建築研究会の11月の例会は

「県産材流通現地研修会」でした。

朝、津田の木工団地に集合してまずは座学、
「地域産材で公共施設をつくる」原田浩司氏

山の仕組みと、流通の経緯での障害が大規模木造を
阻む話、しかしそれは地域地域で、また取り組みの仕方で
大きく結果が変わる話。

徳島は林産県だし、木造住宅の部分では決して他県にひけは
とらないと思うが、流通材以外のサイズの材をつかって建築
するとなると、やはり見えていない部分があまりにも大きい
ことをあらためて実感した。

他、先進事例もたくさん見せていただいた。

この講演を、24日のJIA例会で再現してみます。
資料いただいてありがとうございます原田さん!!

参加希望の方はメール下さい〜開催@内野設計の予定。


第二部は徳島が誇る杉の伝道師和田さんの「木拾い」の話。
基準の共有、サイズの認識の共有、山から木を出しながら
それで家の材料を拵えていく、TSウッドの仕事のあり方
が少し見えました。

我々が一般的にしているプレカット経由の家づくりとの
差異も。かたよらず、多くの家がよりよくなる方向を示す
事が大事なんよなあ。


と、いうような話を聞いてからの流通ルート見学でした。

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木材市場。見渡す限り、という感じ。

「昔はセリもあったけど、いまは、『これくらいのンを何本揃えてだ、
いくらで買うけん』という感じですよ」と。どこにいってもその工場の
方が、これ、こんだけで2万8千円しかならんのんよ。きびしいわ」
というような話になる。


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松ですね。
「外から見てこんな風にこぶがでてくるとだいぶ育ってきたなと」
やと。


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製材工場。大きな材をとった後の、右上につまれた皮付きが
さらに薄く加工されて左の「かまぼこ板の材料」に。で、
その残りが右側のさらに薄い皮付き。これは雲丹の箱になる
らしい。おおお。しゃぶりつくすんですね。素晴らしい!


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人工乾燥の釜


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外で自然乾燥中の杉材。
「このシルバーになったのが一年位かな」とのこと。


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木材展示場。いろんな製品が。


安くしようと思ったら、標準寸法を徹底的につきつめて、
種類を減らすことやなあ。やはり。機械化されている場面が
多いとはいえ、やはり多くの人の手が入って、建築はできて
いっきょるわけです。


日曜は伐採ツアーじゃ。福島から朝もんて、木沢に直行!!



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「ふくしまからまなぼうさい!」












posted by uch at 12:27| 徳島 | Comment(0) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする