主役は「はねぎ」
屋根面と化粧野地板の間にあって、美しい化粧垂木の軒を
成立させる部材です。
下から見るとこう。まんなかの部材です。細く見えるな。
ブルーシートめくって軒先側から覗き込む。
根元が梁に束でおさえ付けられているのがわかります。
野地は不燃要求でケイカル。白色塗装済み。
この下に化粧垂木が吊られています。
今は軒が浮き上がらないようにおさえつける方向で「効いて」
いますが、仮の支えをはずすと、この「はねぎ」が、軒を
「吊る」ことになります・・・。
ここを、実物見ながら理解できたのがとても大きな収穫でした。
今までいろいろ、中山さんの指導を受けながら社寺の設計に
たずさわらせてもらってきましたが、いろいろいっぺんに
「腑に落ちた」
見学会開いた本人が一番勉強になったんちゃうかな(笑
棟梁が絵に書いて説明してくれるしあわせ(笑
かっこいい
美しい
すごい(貧困やなあ表現がしかし(笑
この、先端の面角を合わせつつ、両側面の鉛直を守りつつ、
反りあがっていく裏甲に吊られた「垂木」。
長方形が、平行四辺形に、一本一本形を変えているのがわかる。
取付を待つ裏甲。
この曲線に合う性の材が必要です。
その材の見極めが、見極められる人が、必要なんですね。
社寺、建て続けないと。
番匠中山には若手が結構いて、安心です(笑
次回は正面側の「すがる」あたり。二重垂木の仕組みを
教わりにきましょう。
希望されるかたいうといてくださいよ〜
進捗にあわせて、「明日いこか」いう感じになると思います。
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