2011年12月12日

浄泉寺の

構造見学会でした。

主役は「はねぎ」

屋根面と化粧野地板の間にあって、美しい化粧垂木の軒を
成立させる部材です。




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下から見るとこう。まんなかの部材です。細く見えるな。




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ブルーシートめくって軒先側から覗き込む。

根元が梁に束でおさえ付けられているのがわかります。
野地は不燃要求でケイカル。白色塗装済み。
この下に化粧垂木が吊られています。

今は軒が浮き上がらないようにおさえつける方向で「効いて」
いますが、仮の支えをはずすと、この「はねぎ」が、軒を
「吊る」ことになります・・・。

ここを、実物見ながら理解できたのがとても大きな収穫でした。

今までいろいろ、中山さんの指導を受けながら社寺の設計に
たずさわらせてもらってきましたが、いろいろいっぺんに

「腑に落ちた」

見学会開いた本人が一番勉強になったんちゃうかな(笑



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棟梁が絵に書いて説明してくれるしあわせ(笑



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かっこいい



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美しい



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すごい(貧困やなあ表現がしかし(笑


この、先端の面角を合わせつつ、両側面の鉛直を守りつつ、
反りあがっていく裏甲に吊られた「垂木」。

長方形が、平行四辺形に、一本一本形を変えているのがわかる。




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取付を待つ裏甲。

この曲線に合う性の材が必要です。
その材の見極めが、見極められる人が、必要なんですね。

社寺、建て続けないと。
番匠中山には若手が結構いて、安心です(笑




次回は正面側の「すがる」あたり。二重垂木の仕組みを
教わりにきましょう。

希望されるかたいうといてくださいよ〜
進捗にあわせて、「明日いこか」いう感じになると思います。


「フクシマトクシマの会」ブログはこちら
対向支援、仮設住宅のゆくえ。いろいろです。



posted by uch at 10:57| 徳島 ☁| Comment(0) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする