2日連続公開講座の初日
「県産材の流れについて」からはじまり・・・
・木材の需要の動向
・立木価格、昭和55年ピークからいうと桧で1/5、杉1/9!
・民有林の割合が全国平均58%に対して88.8%!
・すぎの割合全国一!二位秋田県、三位宮崎県
・5年以内に、50年生異常尾杉が過半になる。間伐から主伐期へ。
・徳島は「板」の産地、愛媛は「柱」の産地。
・構造用の製材が弱く、プレカット工場材料の7割が外材。
・丸太の長さ、桧もすぎも4mが85%以上・・・
つづいて「JAS材について」の解説、
国交省「木造計画・設計基準及び同資料」をかいつまんで概説
・JAS工場は11社に達しているが、機械等級の設備はない。
・機械等級でなければならないということではない。
・目視等級で等級を決めて、ヤング係数については高い数値が
必要な設計と する場合は全数計測すればこれ以上正確な
ことはなく、主事もOKとなるはず。
・ただし、含水率は20%以下にはしておくこと。含水率の高い
材料をつかうときは、それにあった金物を考えるべき。
・集成材は含水率15%。これは性能として備えているのではなく
ラミナを接着するのに含水率が高くてはくっつかないので
必然的に15に下げざるを得ない、ということの結果。
・乾燥は、管理する人次第。「機械に入れればOK」ではない。
・窯に入れる前に最低1、2週間外で初期乾燥してからが原則。
・原木の乾き具合によってグループ化しないと。
・在来軸組みの金物は、例えばボルト間隔とか、木材の特性
を考慮すれば当然必要な配慮を無視している・・・
・JAS材として入ってきてもダメなものもある。
・内部割れしてしまっている材を、どう判断するのか。
・耐火耐火というが、燃えるのは家具やカーテン。
・背割りや日割れのなかに火が入ることはない?
・主要構造部と、仕上材と、両輪でいかないと。
・JAS工場以外は淘汰される?グループ化も必要。
書ききれない(笑
第五部の後半では、年度内におこなう、小学校体育館の試設計の
話し合い。
講演者全員他が壇上にあがって会場の皆さんと一緒に。
・・・1月までに各WGで方向性を検討しておいて、協議する。
山から建設までの各場面で、各立場での問題点を洗い出す作業も
県産材利用技術検討会ですすめておき、急所を洗い出す。
ことに。
徳島新聞に記事が。
ありがとうございました。
今日は山辺豊彦先生による構造講座です。
13:30 実例による公共建築物の構造設計(一般設計者向け)
15:30 木造の構造設計について(構造設計者向け)
@徳島県森林林業研究所
「フクシマトクシマの会」ブログはこちら
中村さんの活動報告、つい最近の地域防災会の様子です。