構造見学会@浄泉寺・・・
今回は、火災で焼け残った向拝の部材を再利用するあたり。
これね。「垂木が成を増して破風板になる」というのが、理解して
図面は描くけど実物を施工中に見たかったンよな。縋るあたりも。
よくわかりました!!
「ここのね、裏甲がとめになるところがね・・・」
すごい!水が廻っても下りて来るように削いである!
組みあがると見えない、まさに「裏技」(笑
はねぎで茅負いを受ける部分、際に楔が。
「アリになっとんよ〜これで抜けんでえねえ」
金物なんか(ほとんど)ない、木と木で組み上げる軒廻り。
透けまくりの木鼻。目の込んだ欅は色がまた違うなあ。
この、蟇股と虹梁の裏側は・・・
(蟇股の上が微妙にすいてますが、「瓦が乗ってないけんなあ。瓦が乗って、
マス組みに荷がかかって締まっていくと、ちょうどになるンよ〜」とのこと)
龍そして龍!!
当代中山さんのお父さん、おじいさんはともに、日本で数少ない
巻き龍を彫れる宮大工です。当代中山氏ももちろん受け継いでます。
ほうじゃ050にいい記事ありました!
これ!(笑
それぞれ別人、というか別龍!!(笑
「反ったもんをころばすとね・・・」
「こう、出るわけですよ」
「こう、縒り墨打つンよね。」(糸を縒る手振りで)
「どれくらよったらどんだけカーブするか、経験よね全部。」
・・・天野さんと、ただただ感心するばかり(笑
高井さんもいろいろ教えてくれる。
階上では高井さんの息子さんをはじめとする若い大工たちが、
年配の宮大工達の背中を見ながら仕事に励んでます!!
雨で、上から見えなかったのは残念やけど、
「図面があるから建つ」んじゃなくて、
「アタマンナカにはいっとルけど、便宜上図面も必要」
な、「設計者が学ぶ場」やなあ。建築を。社寺って。幸せ!
「フクシマトクシマの会」ブログは
こちら先日訪れて街並みを堪能した鞆浦のあたりです・・・
posted by uch at 21:05| 徳島 ☁|
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