2012年02月02日

第二回

構造見学会@浄泉寺・・・

今回は、火災で焼け残った向拝の部材を再利用するあたり。


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これね。「垂木が成を増して破風板になる」というのが、理解して
図面は描くけど実物を施工中に見たかったンよな。縋るあたりも。
よくわかりました!!


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「ここのね、裏甲がとめになるところがね・・・」


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すごい!水が廻っても下りて来るように削いである!
組みあがると見えない、まさに「裏技」(笑


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はねぎで茅負いを受ける部分、際に楔が。
「アリになっとんよ〜これで抜けんでえねえ」
金物なんか(ほとんど)ない、木と木で組み上げる軒廻り。




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透けまくりの木鼻。目の込んだ欅は色がまた違うなあ。


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この、蟇股と虹梁の裏側は・・・
(蟇股の上が微妙にすいてますが、「瓦が乗ってないけんなあ。瓦が乗って、
マス組みに荷がかかって締まっていくと、ちょうどになるンよ〜」とのこと)

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龍そして龍!!




当代中山さんのお父さん、おじいさんはともに、日本で数少ない
巻き龍を彫れる宮大工です。当代中山氏ももちろん受け継いでます。

ほうじゃ050にいい記事ありました!







中山さんのコピー.jpg
これ!(笑


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それぞれ別人、というか別龍!!(笑




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「反ったもんをころばすとね・・・」


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「こう、出るわけですよ」


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「こう、縒り墨打つンよね。」(糸を縒る手振りで)
「どれくらよったらどんだけカーブするか、経験よね全部。」
・・・天野さんと、ただただ感心するばかり(笑


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高井さんもいろいろ教えてくれる。


階上では高井さんの息子さんをはじめとする若い大工たちが、
年配の宮大工達の背中を見ながら仕事に励んでます!!


雨で、上から見えなかったのは残念やけど、
「図面があるから建つ」んじゃなくて、
「アタマンナカにはいっとルけど、便宜上図面も必要」
な、「設計者が学ぶ場」やなあ。建築を。社寺って。幸せ!




「フクシマトクシマの会」ブログはこちら
先日訪れて街並みを堪能した鞆浦のあたりです・・・





posted by uch at 21:05| 徳島 ☁| Comment(0) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする