これから先なんかいも開くことになるであろう作品集。
もうお分かりでしょうが(わかるわけ無いけど(笑))
長谷川豪さんのでした。
えっと。「コンセプト」ってなんだったっけ(笑
「で、コンセプトは?」みたいなコトをいう人は多いし、
それが語れないと建築じゃないみたいな気持ちになるし。
たてたコンセプトがあってそれで編集された建築を、というか
そのコンセプトから「外れないように」建築を操作して、辻褄
あわせていくとき、建築が建築らしくなくなったり、「えっと、
だから、なに?」みたいなことになってしまったり。
様式なり、在り方なり、言葉で表現できて、理屈をつけられる
ことや、文章読んでなんとかわかった気持ちになって、むしろ
わからない自分はあかんやつみたいな気持ちになったりしたり。
が、大事なのではないな。あたりまえか(笑
作品ごとに文章がついていて、それがおおむね10行以内の、
いうたら「めんどくさくならない長さ」の「ややこしくない」
表現の、というか、これ、ただの説明文でないで(笑
与えられた条件からあるべき建築を構想して、スタディして
スタディして、やってやってやりまくって、姿を現した実物。
そこで起きていることを、坦々と説明する文章。平易な言葉で。
でも、頭の中に広がる建築世界はめっちゃ豊か、しかし、実物
はまたホワイトモデルのように無言で(最近のはそうでもない)
でも、そこにある空間は見たこと無い世界であることは、見た
だけでわかる。何言ってんだか(笑
考え抜いた建築は、建築が語るんやな。ほなけんあたりまえなん
じゃってほれは。てことやな。ことかな・・・。
長谷川さんに、「なんでこうなってんですか?」て、聞かれて、
(聞かれんけど(笑))、ちゃんと涼やかに答えられるように、
わたしはなりたい。と、建築の果てしない楽しさ嬉しさをあらた
めて確認した作品集です。
ありがとうございます!!
「建築頑張ろう!!」
(昨夏工大で、氏が去り際に学生達にこぶしを突き上げて叫んだ言葉(笑
・・・上の、作品集の写真の撮り方が恥ずかしくなってきた(笑