日本建築学会四国支部徳島支所の、初めての総会が開催された。
ずっと休眠状態にあった学会が、新居さんが支所長になられてから
えらいアクティブになってきた!
JIAの地域会長は春で退いた(今は
伊月王)けど、徳島建築四会の活動、どんどん盛上げていきたいなあ。
総会後の講演会は、
中村勉先生。
・街中の空地、駐車場になっていく。農地にしたら課税も農地並みとかの措置があれば緑化されていかないか。
・雨水たりとも敷地の外へは出さない!
・ドラえもん型都市、ドラえもん型環境建築からの脱却を!
(ドラえもん型:「欲しいものがすぐ手に入る」的な思考、解決してしまう手法)
・どれだけシェアできるのか!が建築のあり方の一つの方向性。シェアハウス、シェアキッチン、シェア・・・
・人体に代謝させないのが快適の一つの指標。
・森と建築の健全な関係へ。木造の学校:2階→3階、幼稚園:平屋→2階・・・規制緩和を。
・部分的な外部化で、エネルギーを使わない建築を。半外部的空間。
・外としても中としても使える空間の提案→建築家のチカラ!
・「建築はつくらずにおきましょう」というのも建築家の役割である。
→秋田でつくられた『街ぐるり博物館」 の話。街に点在する「13のなぞ」を解きながら散策する、建築のいらない美術館を提案。建築はつくらずに「案内人を養成する学校」をつくった!!街について電話すると来てくれる。二十数人の案内人がいる!
・ご自宅のマンションを改造。一部を外部にした。夏は30℃、冬は20℃を快適温度として、窓の開け閉め、遮光による室温のコントロールだけで住んでいる。エアコン無し!夏は夜の冷気を入れておき朝のうちはしめておく。冬はお日様を床で受け止めて温める。紙襖で日射調整、などなど・・・。
・ある人の言葉「こっちで美味しいもの食べているから彼らは貧困なんだ。という当たり前のことを直視せねば」
・「どうしたらいいですか?」という会場の質問に「温度計を持ちましょう!」この感じは何度?と、体と数字で理解していくことが意識を変えていく。
・お隣の庭が芝生かアスファルトかで、自分の家の快適性や、エネルギー消費がかわる!!
・建築家はもっと都市に対してモノをいおう!
・エコハウス、建築家よりもメーカーのほうがずっとちゃんとやっている。ただしドラえもん型。建築家が建築でつくるエコハウスを、住み方も含めてがんばっていかねば。地域の設計者を支援するエコハウス作りのツールをつくっている・・・
シックハウス→換気が必要→24時間換気扇をまわすことを義務化・・・
という不条理な歴史を繰り返さないよう、「地域地域のエコハウス」を地域の設計者が一丸となって考えていくきっかけにしたい。という、新居支所長が中村先生に講師をお願いした意図が、みんなの中に種となって植わったんちゃうかなあ。先生ありがとうございました!!
posted by uch at 00:00| 徳島 ☀|
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