2012年07月08日

土曜は七夕で。

朝日和佐で打合せ。

の後、室戸まわりで高知、伊野へ。
上田(あげた)尭世さんの、JIA25年賞受賞講演会へ。

2005年(たしか)の25年賞は山本長水先生の「かたつむり山荘」でした。
そのときの見学、パーティへの参加がきっかけでJIAに入れていただくことに
なったのでした。・・・トミヤンの企みで(笑

今回の上田さんの受賞作は伊野の「紙の博物館」。

佐川に通っていた頃、何回か行きました。
深い軒、低い軒、なんせ軒(笑

RCの建築に「深み」や「落ち着き」を感じることってそうそうないけど、
この建築はなんともしっとりしてます。展示内容も、地域の紙とかかわりの
歴史の凄みとか、実際に紙を漉いたりできる、参加型の展示とか、いろいろ
な要素を、大屋根が、建築が、つつんで落ち着かせている、というか。

初めて茶室に入りました。


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ステンレスの網代に和紙を載せた光天井

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きりきりとすぼめた窓からの光に照らされたお床

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講演する上田さん。とつとつと話す、穏やかな笑顔で、照れながら(笑

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建築は骨太。

長水さんも上田さんも、決して話し上手ではないけど、心に残る話をされる。
ただ信じることをやり続けているから、「うまいこという」必要がないんやな。

25年賞。重い賞です。

建築後25年たっても、地域に愛され、建築としてあり続けている意味を、
価値を、放射し続けるものを、25年前につくれていた、ということを、
確認する賞。

上田さん、おめでとうございます。




・・・七夕の夜に以前から決まっていたイベント、いないわけにはいかない
役があったので懇親会にはでられず・・・

後ろ髪引かれながら講演の後徳島へ戻りました。



posted by uch at 12:05| 徳島 ☀| Comment(0) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする