見学会
小玉祐一郎氏の「本山の家」
快晴のなか、庇、ダイレクトゲイン、蓄冷、いろいろ確認。
やってみたいこといっぱい。
記念写真−@(笑
長水さんの「横滑りごめんの家」
気安く呼ぶなと叱られそうやけど、ほんまに「長水さん」やけん
許してください(笑
御影石の敷石に礎石を載せて、その上に土台。礎石と土台は石側に
まるいダボをつくって土台がずれないようになっている。
で、敷石と礎石は、のせてあるだけ。御影石の摩擦力をこえる力が
地震で働いたとき、「横に滑る」!!なんとオリジナル免震工法!!
写真のように、横滑りして落ちない程度のスペースが周囲に、もちろん
内部側にもとってあるわけです。
詳しくはこちらで。ネーミングがまた素晴らしいよな、地名に引掛けて
「横滑りごめんの家」て・・・(笑
材と材が外れてしまうことを慎重に避ける長水さん。
大引をダブルにして柱をはさんで余長を外に出す。で、板金仕舞い。
高知の板金やさんの実力が「どうぞね」と迫る細工。たれの水切り際の
ちょっとした細工が「雨の国」のわざなんだろなあ。見入ってしまう。
雨戸分のちょい庇をささえる竪板、小細工なし。
ここにも
「なにもしないんですね、ぼくやすぐ丸めたりしたくなります」
言うたら
「まだこれ、デザイン的に完成してないということでしょうね〜」
と笑う楽しそうに長水さん(笑 かっこい〜!!
いやもちろんめっちゃどっしりした、いかすプロポーションなんです。
なんもせんで当然の(笑
壁水切りの端部、雨だれ無いなあと凝視すると、銅版をピッと小さく
跳ね上げてある!! なるほど〜!!!
玄関もひのき板張。ここを左官にするとひっかかって滑らないから。
「楽観的でしょう?」とまた高らかに笑う長水さん(笑
みんなは「うーん」と唸るしかない(笑
この日ここまでに見た他の建築では、水を無視した納まりや恣意的な
デザインなどに対して「楽観的やねえ」と批判的に何回かおっしゃって
いたのが、自分の作品に対して使う「楽観的」は、重みが違うよな。
「考え抜いた後の割り切り」だからやな。ほんまかっこええなあ(笑
内部でも、桁が途切れるのを嫌って、必要な成の半分の材を重ねて
継ぎ手をずらす・・・。「コスト削減ですよ」て・・・。
「こうするべき」、と、その「処理」の、筋の通り方がやはりいつも
長水建築の肝やなあ。
記念撮影−A
中村勉先生、山本長水先生と、高知、香川、岡山、徳島からあつまった
有志(笑 すごい人たちと一緒に建築見るのって、ほんま幸せ。宴会と
どっちがしあわせか考え込んでしまうほど(笑
ふたつセットでいきたいないつも(笑
posted by uch at 08:50| 徳島 ☀|
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