陰影のある日本家屋の、縁の端のほうにあった「なつめ型」のつくばい。
造庭家の品川さんは単に「なつめ」と呼ぶ。
つるんとした三次曲面ではなく二次曲面に分割された十面体?だからか、
どことなくきりっとしとうよな。軒の銅板からもらった緑青もいい具合に。
「絶対に洗わないで下さい」(品川さん)
これひとつに以前の家、そのまわりに展開していた庭の全てがつまっている。
これを見ていると前のここの景色が透けて見えるようなふしぎな感覚。
足元のりゅうも「普通のあぜにはえとうような感じ」(品川さん)
植えたばかりで、すこし「疎」な感じやけど、それもまたええかんじです。
メインの山桜が今週植わる。ついに。敷地のど真ん中に。
あともう一箇所、「株立ちのひゅっとしたの」を植えることも今日決定。
奥へすすむにつれて景色がかわっていく。
「おっ」と「ほっ」とするような。
『仕立ての良いスーツ』をキーワードに、建築は「何風でもなく」
造園は「あえて植えない造園」・・・了解しあって進めてます。設計を
始める前、とにかく会って話し合いを重ねるうちに何度となくでてきた、
そのキーワードを発したのはお施主さん。
ほんま、みんなで協働作業。
落ち着いたらいよいよ写真撮ります!!
posted by uch at 15:50| 徳島 🌁|
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