講演会と見学会。
まずは稱名寺で講演会です。
終戦時のころからお話は始まり、長水さんの
思想を決定したエピソードとか、はじめて
お聞きすることだらけ!
松澤さん、聞き役ご苦労様でした、こんな素晴
らしい企画をして下さってありがとうございます!
講演会から懇親会、見学会と、詳しく知りたい
マニア向けメモはこちらから(笑
tomiyanには負けるけど、徳島第二の長水さん
マニア(自分で言う)の私の主観だらけですが、
よろしかったらどうぞ読んでみてください!!
さて、いきなりですが二日目の見学会は、左官
協会長の北村さんのご案内で、北村(同姓)さん
の漆喰工場を見せていただいた。
石灰石を焼く「とっくり釜」のおおい屋
よく見ると隙間が高温で赤い。
もっとまっかっかになるそうです。
腰屋根のこの屋根がごっつええかんじ。
ガスで梁がぼろぼろになってます。
これは「とっくり釜」の底。
生石灰の取り出し口が見えてます。
「とっくり釜」は、直立する円筒形の
コンクリートの筒の中に、耐火煉瓦を
とっくり型についたもの。上で焼いて
下で取り出して、だんだん下がっていく
ときにとっくりだから横に広がる、その
広がることで火が消えるらしいです。
基本的に火はついたまま。いっぺん消
えると成分が不安定になるらしい。
今ついている火は正月あけにつけた
もの。需要があればずっとつけたままに
しておきたい。耐火煉瓦がいたんで
つきなおすときは仕方ないけど。と。
取り出し口の上屋。白く儚く美しいな。
生石灰に水ををかけるとしゅーっとガスを
だしながら高温になって消石灰になります。
これが、カイロや、「熱燗娘」(笑)
の「しくみ」ですと。
その、消化する部屋の前の下屋。真っ白。
その小屋のけらば。
葺き替えで出が大きくなったのか、母屋の先端
を継いである。不ぞろいでなんかきれい(笑
で、この消石灰と、藁を混ぜて漆喰ができる。
石炭と、コークスと石灰石を混ぜて焼くところ
から、火加減、水のかけ方、藁の寝かし方、
時間、何から何まで経験っと勘どころ満載の
作業です。漆喰づくり。
工場の近くの水切り瓦のある家。
この、瓦と漆喰の造形、一セットで一人工。
100枚近くあるこの妻面のその細工だけで・・
「職人によって微妙に形が違うがです」
豊かやなあ〜必然の機能がデザインに昇華
してます。
とりあえず午前の見学はここまで・・・