井上房一郎邸がある。というよりも井上房一郎邸の
隣に高崎市立美術館が建っている。
井上氏がレーモンド邸に惚れてつくった
いわば「写し」。
鳴門でこの家の「雰囲気」を再現した家を設計
してほしいとの依頼をいただいて。
ダリ展の最中でそっちも見たいけど今日はこっちを
見学に来たんやけん時間いっぱい見まくる(笑
まずは南側の庭の中から・・・
そっと(笑
軒下と室内のつながり
杉丸太、いわゆる「なる」の
架構で、
軽く屋根を支えている、というか形作っている。
人が、おるんよな。
気配がする。
外部床との近さ。
灯篭もこちらを伺う。
これもいきものに見える。
障子とガラス引き戸。防寒じゃくりのオンタが見える。
これ!
普段はソファ、引っ張り出すだけでベッドに。
これはええな。別室では二連になっていて、大勢を
呼んでのパーティなんかにも無理なく使えそう。
ゲストルームつくらなくても、和室作らなくても。
やはりここやなあレーモンド邸のキモのなかのキモ。
居るだけで見ているだけでなごむパティオ。
北側から見る。
雰囲気を醸し出す要素、いっぱい見た。
この、元末であまり径の変わらない丸太は南国の
杉林の生育方法では出来にくいらしい。
密植して、どんどん枝を落として。
仮にあっても、傷つけずに山から出すことが至難
の業とのこと。
材の供給からさぐり始めないと。
もう今年の伐採期はおわろうとしている。