2013年11月06日

エピソード1

2001年やから12年前ですね。

アークホームの本田さんの誘いで、一緒にスカルパ
ツアーに参加した。(本田さんも二年前に他界・・)

感嘆しながらスカルパ建築の数々を巡る中で、
「トミヤンの世界」に感じ入ったベネチアの夜。

中華かなんか食べた後、サンマルコ広場で小編成の
クラシック音楽聴きながら飲んでたときのこと。



010503-06ヴェニチア・記念撮影.jpg
右端の、アコーデオン(で、ええんかな)を弾く
若者に心奪われたトミヤン、物語を紡ぎだす。

彼はな、ホンマに音楽が好きなんよ。
苦労しとんよ。努力して、頑張ってな、ついに
ここで演奏できるようになった嬉しさに溢れとる。
ええ顔しとるでー。見てみ、ほれ・・・

彼の今夜までのみちのりがトミヤンの頭の中で
リアルに描かれてるわけです。

彼も演奏も良かったけど、隣にいるトミヤンの顔
を見つめてしまったのはいうもでもありません。

愛情溢れるこの思考回路で、「トミヤン建築」
はまた、紡ぎだされるわけやな。うーん・・・



ほんで、演奏終わったら、
「うっちゃん、ちょっと彼呼んできて」て・・・

ヴェニチア・インターナショナル・パフォーミング・オーケストラ、ロマン+富田.jpg
二人で記念撮影!!!

こういう、初めてあった人でもなにかトミヤンの
アンテナに触れる人には即、感情移入して、語り
あう、深く知り合う、友達になる、場面、いっぱい
見たなあそばにいて。もちろん旅だけじゃなく。





そうそう「トミヤン文庫」に、スタッフが写真
飾ってくれました。





IMG_9433.jpg
伊月さんの「cow house」見学会でのトミヤン。
なぜか遠くを見ています。

IMG_9435.jpg
後ろに並ぶ文庫の書籍の数々、そうそう簡単に入手
出来ない本がたくさん。

貸し出しますので寄ってみて下さいね内野設計に。
日本の、四国の、徳島の、建築、文化、民族、宗教
石、歴史、などなど、貴重本がやまもりです。





posted by uch at 11:09| Comment(0) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月05日

われらが

トミヤンが逝ってしまった。

相生出身、母方の叔父と雄小学校の同級生。
親父は川口ダム現場当時、トミヤンのお母さんが
やっていた「めんやど」によく行ったらしい。

鹿児島に修行にでる直前に関さん(関さんも
今年の正月に亡くなってしまってます)の紹介
でトミヤンの竣工間直の現場で会ったのが最初。
20年以上前やな。加賀須野だった。

15年前に徳島もんて、大三空調の大山さんが
自宅の上棟に呼んでくれて設計者であるトミヤン
と再会。

新町川水際公園でたまたま知り合った向井さんに
眞一と眞二、兄弟なんですよーとだまされ・・・
お二人は30年以上のつきあいのまさに親友。

長水先生のかたつむり山荘の見学会に誘ってもろて
JIA25年賞の祝賀会に出て、トミヤンにすすめ
られてJIAに入った。

以来、建築の話ができる「兄」みたいに、那賀川水系
でとれた建築家の系譜に自分もあることがうれしくて、
いろんな機会にいろんなことを教えてもろた。

四国の建築家の本つくらなな、とか
長水先生が元気なうちにもっと話聞きたいな、とか
もし別荘もてるとしたら四人にたのんで、とか
「建築巡礼四国88ヶ所」第2版出版に向けて
トミヤンが巻頭言書くはずだったのに。なあ。

昨日香川の平野さんが、トミヤンのむかしの文章
送ってくれました。トミヤンわか!
平野さんありがとうございます。

喪失感はおおきくなるばかり。
JIA葬しましょうねみなさん。
トミヤンへの言葉はそのときまでおいとこや。

ふう。

あ、トミヤンに関するもの、文章、写真、動画など
もってるかたご連絡を!!JIA葬のために!!
















posted by uch at 09:24| Comment(3) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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