なかなかじゃ。
忘れんうちにちょっとだけメモ。
■遮熱塗装、遮熱シートなどには注意。
夏の暑さ対策が一番の課題となる沖縄などの
地域では遮熱が有効といえるが、四国辺りでは
どちらともいえない。
夏の暑さを遮断するということは冬の日射による
採暖も絶つということ。
十分な断熱をしてあっても、冬のおひさまの暖かさは
屋根面を通して享受している。
つまり、遮熱してなければ得られた熱を放棄したため
室内の温度を上げるのに余分なエネルギーを使う
はめになる、ということ。
太陽光発電や太陽光で湯を沸かすなどのシステムも
同様。日陰になった分、余計なエネルギーが必要と
なることを認識して検討するべき。というかその、
家を暖めるエネルギーを、電気にしたりしている、
ということなんやな。
この、「視点」メッチャ大事ですね。事象を正面から
見るだけでなく、「断面」で見直す客観性というか。
■高気密高断熱?
建築の役割として断熱性能を高めることは大事だが、
気密については、「対策がとられていればよい。」
ということに緩和された。
建物に凸凹があればスキマ量は増える。真四角ならば
機密性は高まる。RCであれば容易に気密性をあげら
れる。木造では対策を講じることで気密性をあげられ
るが、限度がある。
そういう、建築の個性や選択肢をなくす規制は、
いかがなものか?なんでも数値化することへの懸念
もあり、気密性についてはゆるくなった。
(高気密のすまいが快適かという疑問もあるよな)
法規を作る側の方にもさまざまな立場があるという
ことがいろいろわかって、環境セミナーの意義が
あらためて確認できた日でした。
この日の講師は
篠節子さんと鈴木大隆さんでした。
もっといっぱいあったんよな。まとめなな。
次回は1月25日。岡山やな。
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