2014年04月14日

テトラゼミ#3

今回は「お金について考える」

お金は難しい。

お金が動くことで経済効果が生まれると
聞いてもやはりよくわからない。

余分なお金があるとよくないということは
感覚的によくわかる。

ものや人の流通に必要なお金に対して、
この世にあるお金が10倍以上あると聞くと
おそろしい。

「お金の歴史」を聞いてわかるのは、いつも
「今」が史上最高におかしな状態であるらしい
こと。破綻すればリセットできる?

した仕事に対していただくお金でギリギリ
まわっている(まわってないか)状態である
内野設計は健全かな。少なくともお金的に
後ろめたくはない。か・・・?



ゼミの後半の地域通貨の話はよかったなあ。

みんな仕事をもっている。その仕事のプロと
して飯をくっている。

でもそれだけではなくて人にしてあげられる
ことはいろいろある。

庭の手入れ、掃除、自転車修理、高いところの
ものをとってあげる、料理してあげる、庭で
とれた野菜をあげる、ちょっとした英訳、
まあなんせなんでも相手にはできないけど自分
にはできる、ことって無数にある。

それを、してあげた人の通帳にはその対価が
記帳されて、してもらった人の通帳からは
その分引かれる。

「現金にかわる」ことは決して無いけど、
その行為のやりとりでおたがいが助かる、
幸せになる。「あ、こんなことできるわ」
と、自分を見直せる。

お金が無くて身寄りもないお年寄りの通帳
は大赤字かもしれないが、それでかまわない。
地域通貨全体の余剰分で、その、援助が必要
なお年寄りが生きていける、ということ。

ある国のある町で(なんとええかげん)実際
されていることらしい。

問「もともといい人ばかりの町?」
いや、人々の「いい面がでてくる」んやと。

ほー。


「地域通貨」と、までいかずとも、身の回りを
考えると・・・

設計事務所のスタッフ、必要な能力が10種類
あるとして、全員が10種類とも完璧にできる
なんてありえんよな。もちろん自分も含め。

自分はこれとこれ、この人はあれとこれとそれ
と、得意な分野があるよな。お互いに補完すれば
ええんよな。

たぶんどんな職場でもそうやな。なんでもできる
人が偉いのではなくて、それぞれの能力を合せて
全体がうまくいけばええよな。

家庭、友人、ご近所、小さな小さな単位でも
こういうこと認識しあうとええよな。

うん、なんかめっちゃ前向きになる話じゃ。

テトラさんの話は、悲劇的なことを話しても
最後には前向きな気持ちになる方向にもって
いってくれるところがすばらしいな。

知識じゃないんよな。





posted by uch at 10:49| Comment(4) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月11日

なんかいろいろあるなあ

春やなあ。

縁が縁をつないでまた新しい縁をつれて
もんてくる、みたいなことがたて続けに。

人だったり、人だったり、人だったり。
やはり人やなあ。

その、縁がつながるエリアが、地域だったり
学校だったり、いろんな職種の方々だったり
いろいろ広がってきたのがまたうれしいな。

そんな中。

昨日は海部観光打山会長から声がかかって
一緒に取材を受けました。

16日の18:15あたりから、朝日放送の
「キャスト」で流れるそうです。もちろん
「マイフローラ」の話です。

概要説明するのに写真の整理してたら、
当時のいろんな場面思い出した。

いつもは一緒に建築やってる建具屋さん
家具屋さん、金物屋さん、デザイナー、
電気屋さん他との協働作業。

車両デザイン、また話こんかなあ・・・

マイフローラで検索すると、いろんな記事、
乗車記とかでてますねー。

操車場での取材を終えて、走行するバスを
撮影する


IMG_0588.jpg
スタッフの方々。

そのまま東京行きの便に乗って収録を続けた
模様。楽しみやなー。



posted by uch at 09:51| Comment(0) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月07日

建築家の

自邸。

伊月王のcow house以来です。

しかし,鳥羽さん伊月さん、そして今回の松田さんと、
asband全員(わい除く)自邸の設計しとるなあ・・・


さて。まずオフィス棟から。

外から見て、「船かなんかの格納庫」?とまず
その建築の胎内に浮かんでいる、なにものなのか
よくわからない「生命体」にぞっとする。怖い。

IMG_0362.jpg
「船底」かな。いきものっぽい空気はあるけど
やはりこれは建築。といより「船」かな。

浮いてます。動き出しそう。
まず、床と壁と天井(屋根)が普通のつながり方
をしていなくて、落ち着かないけどわくわくする。

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道路側を見る。
道路から一段沈めてあるので、ここ、「海」?
という錯覚が働いて、「船」感があるんやな。

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打ち合わせ室から見返す?いやちゃうんよな、
「室」という観念がアタマから無いんやな。

床、壁、天井という部位が「取り合わない」
ままにそれぞれが自立してそこにある。

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船?と思った構造物の「甲板部分」。

建築的スリットではなくてこれは雲間から
降りてくる陽光と見た。

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ほら。水平線も見えている。

屋根ではなくてこれは大きな「雲」やな。

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なぜか透明感すらある壁。

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水平線に浮かぶ幾張りかの「帆船」かほなこれは

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おお、地球の果てじゃ。巨大な滝となって
海が果てている。

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興奮したまま階段を下りる。

住まいのほうへ。

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ずらしてはずして、面と面が取り合うことを
拒んでます。

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材が材に「のる」ことすら許さないというか・・

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自然の景色。海上の「場面」なんだろな。
少しもやがかかってます。

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金物で取り合っているものの、
「日本の木造建築」やなあと何回か思った。

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ガラスの向こうが内部、ではなくてまた「外」
だったりして、表と裏も素直に連続しない。

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板の間の居間的機能と、向こう側の浴室
(なんだろうなやはり)とまたそのむこう
の空間が、突然接続されている。

松田さんなんやしらんずっとニヤニヤ。

松田さん自身、強烈な意思をもってこれを
なしとげた、というよりも、松田さんの
体験や船乗りとしての感覚が導いたんでない
かなあ。この「状態」へ。

どうしても「建築」として認識できない
この不思議な感じはなんなんだろか。

「どっかで見た感じ」は一切無くて、
これが松田さんの身体なんだろなあ、という
特別な読後感やな。

IMG_0385.jpg
全開にできる「部分」。

命名しようが無い。
そんな、「ここだけの空間」が、ぶっきらぼうに
ならんでます。

「区切ってしまうことへの恐怖感」すら感じたな。
なんなんだろなんなんだろ、思いながら、
まとまらないまま帰路へ。

写真見返して、「これしかできんのですよ」という
よく聞く松田さんの口癖思い出したな。

これしかできんというより、「これです」と、
受け止めました。

ぜひ一回飲み会お願いしますここで。ゆっくり
話し聞きながら夕方から夜空まで体験させて
ください!

ありがとうございました。




posted by uch at 14:55| Comment(2) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする