じーんとしたな。
娘さんと話をしていると、本人が目の前に
帰ってきたような錯覚におちいる。まさに
そこにいると感じる。
ここに確かに「受け継ぐ」人たちがいる。
お孫さんのちょっとしたしぐさにもやはり
面影がある。こうして生き継いでゆく。
こんなふうに人の「死」と、つながっていく
「いのち」を実感したのは初めてです。
とてもうれしくなりました。
あるお施主さんがおっしゃってました。
「わたしたちは死んだことがない」と。
自分の親、その親、またその親と辿っていくと
いつか自分の命の根源に達する。
個体は亡くなっても、命はつながっている。
「諦観」、ではない。
「悟り」というとたいそすぎ。
うまいことばないかな。
・・「わかりました」かな。
ずっと先生やなあやはり。
那賀川水系大先輩建築家。