2014年12月04日

こないだの

倉方先生をお迎えしてのシンポジウム。
を、講義にかえてました休講分の。文理大の。



シンポ明けの講義前に学生の一人が、
「大学入って一番楽しい時間でした」と、目を
輝かせて言うてくれました。



倉方先生の建築への「まなざし」が、学生たちの
閉じかけた「建築心」をゆすったのではないかと。

三世代の各代表が登壇して話題提供をして、徳大の
田口先生(倉方先生とは早稲田の先輩後輩)の構成で
倉方先生の話をききだしたり意見交換したり。

それが単なる応答に終わらなかったのは、倉方先生の
「まなざし」を通した、「個人の建築史」の読み解きと、
各世代の差異の「読み合わせ」ともいうべき解説が
面白くて。みんな聞き入ったもんな。


切れ味鋭くぶったぎるイメージの倉方先生なのに、
え、ほな、ぶった切るだけのものがなかったという
こと?・・・かもしれないなとも思いつつ。


地域地域の建築家の果たすべき職能。
その時代を引っ張る建築家。

これらを、見方を変えて評価されているのだとしたら
もっともだと思ったり、あかんあかん!と思ったり。
そういう意味で目を覚ました建築家も多かったはず。
と、思いたい。


おのおのをきちんと評価する。相互にする。
我彼の違いをちゃんと認識して、全体も見てみる。

とうことをちゃんとすることで、徳島の建築文化が
見えてくるんですよ、という種をまいて下さった。
ということを共有しましょう。(私説)

学生の感想も、それを聞いて考えたことも、そんな
あたたかみのあるものでした。





posted by uch at 22:37| Comment(2) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする