2015年09月21日

「うちの山の木を使いたい」

と、最初の打合せでお聞きして。

前回は、四周が開けた、すかーん
とした敷地を見せていただいて、
うーん手がかりが・・思いながらも
すくなくとも懐を深くしないと
住みにくい家になるなあと深い軒
が連なる案をお見せしてみて。

小屋平のご主人の生家でお父さんと
合流して山へ。

のまえに、母屋の前の納屋の軒に
きゅーっと引き寄せられて・・・

IMG_5429.JPG
出し桁による深い軒。この下
には、お酒のうまくなりそうな
欄干がまわった空中縁側が!

母屋も、もともとごっつい肘木で
持ち出された丸桁の軒の上に
さらに木負をのせてあるのか、
前面が板で化粧されていて詳細は
わからんけど、飛燕垂木のように
もう「ひと軒」だしてある・・・

なぜかなんとなく合っていた?

生まれ育った家の軒下につながる
ような「懐」をつくりましょう!

IMG_5434.JPG
よく手入れされた桧、杉。
すがすがしいなあ。

番匠中山当代「三軒は建つねえ」
三箇所まわったけどどこも道路際。
すぐ出せる位置で道もそこそこ広い。

「うちの山の木をつかう」・・・
リアリティおびまくってきた!!

ん?

IMG_5432.JPG
コリトリ?

剣山に入山する前に垢や穢れを
おとす水場があって、それを
「コリトリ」といったらしいと
ご主人。

もんてきて調べたら「垢離取」
とかくんやって。

昭和50年の水害で流れてしまった
らしいけど、地名に残っとんやな。

その、50年の水害の話がお父さん
からもご主人からも出てくるな。

復旧工事は終わってないらしい。

こっちはじいさんが植えたんよ。
こっちはお父さんですか?
うーんこっちのはまだ伐られんねえ。
先こっちの細いの伐って、こいつ
が倒れる場所作らないと。
間伐もな、自分が植えたんを伐る
んはなあ。皮をぐるっとはいだら
自分で倒れるんよ。そうしよる。

細い太いまっすぐまがっとう、と
しか見えないこの木々、お父さん
にはこどもみたいに見えている。

もんてきたら・・・

IMG_5435.JPG
お母さんの手料理でなんと贅沢な
昼食。

こんにゃくんまい!
ぜんまいんまい!

コップ酒がほしいなあこれは。
ご飯はお赤飯で、その塩加減も
すばらしかった。

山を見せていただいて、
山の家を見せていただいて、
山の料理でおなかいっぱいで。

できるだけ木を使い切るように、
というところから家を考える。

事前防災→備蓄→山の循環とか
言葉では言うてますが、かかわる人
や生活も含めた「循環」を実感させて
頂けそうです。





posted by uch at 19:48| Comment(2) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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