復旧技術指針講習会
という講習を受ける。
申し込んだときには想像もできなかった
今のこの状況。
基本的にはちゃんとした建物で街はできているという
前提で、被災したときに設計者としてさまざまに活動
するための指針を了解しておくための講習のはず。
当たり前の前提が崩れかけているというか、既に一部
崩れていたということで、なんとも気持ちの整理が
つきにくい。
旅行中にユーゴスラビアにいて、いるうちに湾岸戦争が
はじまって、スコピエ大学の建築や美術系の先生、学生と
話しながら、
「戦争始まったら建築という仕事は成り立たない」
「始まってしまったその現場では、音楽も美術も力を持たない」
と、無力感に浸らざるを得なかったのを思い出す。
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