お迎えして近くの喫茶店でモーニング。
いったん北上して、「ビーンスターク保育園とくしま」にご案内。
曲線上を全開口する8連引戸のディテールにみなさん興味津々(笑
朝の混雑の中、トミヤンピックアップの後南下〜
牟岐で、元回船問屋、豪商のお屋敷、蔵、お宝をを見せていただいた後、
さらに南下して鞆の浦ヘ。
ずっといきたかった集落。トミヤンの解説付という贅沢!(笑
ミセヅクリの街並み
蔀戸と、縁台の機能を持った雨戸。かんぬきをかければ台風でも飛ばない
構造と、家の中が道に拡張してコミュニケーションが生まれる、漁師町に
とても似合う「発明」。雰囲気ええなあ。現役のもまだまだありました。
道の両側に、いわば内臓的に展開する街並み。モロッコの旧市街とか、
厳島神社の売店街とか、なんとも楽しくうれしい空間になるなあ。
そこここに
甍立ての妻壁が。
これも美しい。
台風でけらばが吹き上げられて屋根が飛ばないようにするデザイン。
家々は間口桁ゆきを変えながら桁ゆき方向に連なり、路地は極端に
狭く、集落全体で台風に身構える。
その両端に、もしくは広めの路地に面する妻壁がこのデザインを
もつわけです。
これおもっしょい!
けど、この集落のセオリー完全無視やな(笑
おお、キレイな格子の連なる家。目を引くなあとよく見ると・・・
表札に「森下元晴」。なるほど。
集落の奥の神社脇の避難階段を上がってみる。
ここまできてやっと20m・・・
津波来襲までの5分で、みなさんがここまで、いやもっと上まで
上がってこれるだろうか。
漁協ではセリが!
地元のおっちゃんのそばに立って離れない辺見さん(笑
入れ食い状態で、チヌ、イワシ、グレと、立て続けにあがる。
「どうやってくうの?」
「やいてもええし、ぶつ切りにして水炊きもいけるでよ」
「いいねえ〜」と辺見さん。
放射能汚染で外で遊べないフクシマ。
「いいよなあ〜」と。
いろんなことが辺見さんの胸中を去来しているのがわかる。
このあと、美波町のシンポへ向かったのでした。
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