2006年12月13日

考えるほどに

わからなくなる「クルマ問題」・・

ちゃんと原因がわかって直ったらという思いは
捨てきれずにいるが、同時に「もし乗り換えるんなら?」
といろいろ考えてもいる。

何を基準に選ぶのか?

1外観デザイン
2内部のデザイン(座った感じ)
3乗り心地
4走行性能
5燃費

もちろん絡み合った要素なのでいつもこの順位どおりでは
ないけれど、「家」を設計者として考えるときとはどうも
優先順位が「逆」やな全体的に。おもしろいなあと。

いつも外から、あらゆる角度から「見られる」、
「自分でも見る」クルマ。

シートに座った瞬間の「おっ合うな!」「ピンとこんなあ」とか、
「うわー、なんでこんなとこデザインしてしまっているの?」

なんか、
「こんなとこ考えすぎじゃわよ」
「普通でええのに普通で」「どしてここを丸める必要がある?」
「このシルバーやめてー!浮いてる浮いてるー!!」
などなど、『設計者のデザインはこう見られているのか』と、
自問しながらの人のデザインの批判はけっこうたのしい。
が、ほんま気に入るものはないです。

まずデザイン。気に入るデザイン。
これをクリアしないと、走ってみようとも思わないですな。
まず、外観が×。ドアを開けようとすら思わないのがほとんどで。

気に入ったら、燃費も、あんまりなのは最初から除外してるので
そうは気にならないし、「感じ」は大事やけど条件1と2をクリア
していれば当然オッケーなはず。なのに。

こんなにないなら、いっそ箱っぽいやつにして
中で仕事できるようにして「動く内野設計」つくろうかと。

そうなったら中山棟梁に内装してもらおや・・・
「おっそれええんちゃうん!」と、そのつもりでも見たけど
そんな、「素材」としていけるのもまたないんです。

ああ、こんなにクルマがむずかしかったなんて。

昨夕寄ってくれた「浪越瓦」の社長、
「ぼくのセルシオ、今38万キロです。
いっそあと12万いきますんで!」

すごい。


どうしよほんま









posted by uch at 07:32| ☀| Comment(8) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なにを基準にしてクルマを選ぶか・・・
これは本当に人それぞれとしかいいようがなく、従ってその人の趣味趣向やら考え方、ひいては生きるうえでのポリシーみたいなのも透けて見えます。

壊れる壊れないという問題は、頻度の差こそあれどのクルマもありますし固体差もあります。所詮機械ですし。

それはおいといて、自分的な基準で優先順位の高いものは「シート」です。クルマに乗ってる間、体と接している部分ですから、ここに問題があれば腰痛やらなにやら支障をきたします。

いいシートは何時間乗っても平気で、腰痛持ちなら逆に治ってしまうものすらあります。それに何年たってもコシがヘタレない。

こういう点では、やはりヨーロッパ車は優秀です。これは日本の「畳文化」に対して「椅子文化」の背景が大きいのでしょうね。

まず、座って下さい。そしてそこで見える風景も大事ですね。これもずっとお付き合いしないといけないですから。

ドイツ車、フランス車あたりがおすすめですが、両者は文化の違いでクルマ作りも大きな差があります。

「モノ作りの職人」からの視点でも面白いですよ!
Posted by k at 2006年12月13日 09:45
ガッチリコメントありがとう。

「座ってどう」は大きいですね。
「よっしゃまかせたっ!」感がないとね。

たしかに「なんでこんなにフラットなん?」
というシートによくめぐり合いますね日本車。

包む感じはあってもやわらかすぎたり。

「モノ作り職人」の視点。
そうなるとやはり金額が・・と、
家建てる人も考えているわけですね。自然に。

しかし、工業製品であるクルマ、
「腕のええ気のいい職人さんが安うしてくれてなあ」
とはいかない・・

なんかとてもためになるこの何週間かです。
Posted by uch at 2006年12月13日 10:30
>しかし、工業製品であるクルマ、
>「腕のええ気のいい職人さんが安うしてくれてなあ」
>とはいかない・・

完全にオーダーメイドは無理(どこかの国の王子さまみたく、カネかけりゃできますが(笑))ですが、クラフトマンシップを感じることができるクルマとそうでないクルマは存在します。

ちなみに私のクルマ、実はVW製です。もう8年落ちになりますが、シートなんて全然ヘタレ無し。ドアしめたときの音や走行時の安心感も、最新の国産に勝ってます。高速道で2○○Km出しても怖くないし(笑)

職人の技を感じます。
Posted by at 2006年12月13日 11:38
なんでしたっけ
エンブレムはフォードだったような。
お、俄然気になる!
Posted by uch at 2006年12月13日 11:47
フォード・ギャラクシーというクルマで、VWシャランと兄弟車です。フォードとVWが共同開発・生産したことになってますが、ほとんどはVW製でバッジ変えてそれぞれの販売網で売ってたものです。

外見や内装は安っぽいのに、当時の新車価格で400万円近くしました(乗り出しでは軽く超える)。でも中古車市場ではあまりタマは無いものの“格安“ですよ〜。
Posted by at 2006年12月13日 15:06
「動く内野設計」。
それっ!それこそがらしいです!!
Posted by toba at 2006年12月13日 16:58
やはり反応してくれましたねtobaっち!

そうなんよ、ワゴンでなくてもうちょっと
背の高いのにして、後ろは仮眠椅子と仕事椅子にして、
最後列は測量機器と長靴なんか
ちゃんと置けるようにして・・・

kのはシートアレンジ自由みたいやけんできそう。
VW版のシャランを素材にやろか!
Posted by uch at 2006年12月13日 17:56
こだわりのある悩み方がuchさんらしくて、嬉しくなりました。

かつて、ある友人が「デザインもスペックの一つ」と言ってましたが、私もそう思います。
やはり、まず外観デザイン!のつもりなんですが、趣味を考えると「山にも行けて海にも行ける車」になってしまいます。
特に釣り竿がきっちりラゲッジに収まる必要が。
で、結局「実用第一」になってしまします。

そろそろ今の車の買い換えを考えていたんですが、特に惹かれる車がないのと、「どうせ塩でさびるし、すぐにオキアミくさくなるし・・・」ということで当分、乗り続けることになりそうです。



Posted by センターおやじ at 2006年12月13日 23:44
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