2013年03月31日

土曜の徳島新聞に





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徳島県木の家コンクールの記事が!

右のほうに、「太平の風井戸」


記念すべき第一回の徳島県木の家コンクールで
賞をいただき、大変光栄です!!

20年以上前、徳島の杉の人工林がいっせいに
成熟材となり始めた頃、徳島県は、設計士、
林業関係者、加工業者らとともに杉で作る家の
モデルを開発し、以来、多くの関係者が杉の家
の普及に努めてきました。

各種試験によって、それまで「弱い」と思われ
ていた杉の強度を確かめ、構造、構法のマニュ
アルを作り、乾燥方法を開発し、あらゆる分野
の方々が参画して、杉の家を育ててきました。

徳島では従来から県産材を使うと補助金がもら
える制度があるのですが、新年度からは国が同
様の制度をスタートさせます。徳島県がいかに
先進しているかの証です。(ただし国のは地域
産材という扱いで、他の地域の材でも地域で加
工されたものは含むとされているようで、県産
材利用推進を主眼とする徳島県の取り組みとは
やや趣を異にする面もあります)

徳島の材をつかって、徳島の職人さんによって
家を、また家具や建具もつくれば、工業製品と
規格化された工法による量産型の住宅を買うよ
りも、はるかに地域経済を潤すことができます。

この賞のすごいところは、「家」だけでなく、
家よりも上位に「後進を育てている大工さん」
の賞をもってきていることです。

『巧みを支える生業の生態系の維持』

これを県をあげて後押ししようというこの試み。
つづいてほしいなあ。すばらしい!受賞者の一
人宮田さんは、「簡易耐震化工法開発」を一緒
にやっている仲間でもあり。うれしいなあ(笑

みなさん、人もものも地産地消でよ。徳島の木
の家をいっしょにつくって、次の世代へ伝えて
いこでないで!

posted by uch at 00:00| Comment(0) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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