前日JIA広報委員会に一緒に出席した鳥羽さんと一緒に。
何年ぶりかの岡本太郎記念館。
びっくりしたなあ。
岡本太郎の壁画に、福島原発事故を、岡本太郎調の表現で
描いた絵を置いた事件の映像が古いテレビから流れている。
アトリエに行くと、その、置かれた絵そのものが展示されて
いて、その絵のためのエスキスが床に散乱している。
聞き取りにくい音声が流れていたけどそれも関連のものかな。
この絵を置いたグループを、岡本太郎側、というかこの記念館側
が認知して、岡本太郎記念館を「提供」していることに、
最初にTV見て気付いて、なんともいえない気持ちになったなあ。
絵を置いたことを、なんちゅうことを!いう感じでTVでは報道
されてたけど、岡本太郎が生きてたら、少なくとも怒りはしない
だろうし、フフンと笑顔にすらなったかも。岡本太郎の壁画への
冒涜というよりも、原発事故に対する表現なわけやし。
岡本太郎はいないわけで、岡本太郎記念館の方が、やった当人と
岡本太郎を引き合わせて、しかも、彼らの展覧会を開かせるて。
展覧会という品よくかしこまったものではなかったな(笑
ざわざわと人の気持ちに踏み込んできて、ふだんおさえている
部分というか、なんというか、かきたてる作品群。
chim↑pomいうんですねこのグループ。
検索したらこの展覧会のコトがすっと出てきた。
館長さん。すごいなあ。
いきさつが書かれています。
展示スペースに、誰かが居るような、籠っているような。
「こわい」展覧会でした。
これが例の絵です。生々しすぎて直視しにくいので反転。
岡本太郎が使っていたアトリエに展示してあるんですよ?
これも、こわかったなあ。
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