2007年04月25日

川島の

茶室のある家

ガル・スペースデザイン原さんの設計。見学させていただきました。

水沢工務店ゆかりの大工さんが徳島に来てやったという
茶室廻り。「これが本式です」「よう見といてくださいよー」と、
いろいろ説明してくださる。

イーっパイ見所ありましたが、ええなあと見入ったとこを・・




070424水屋.JPG
なんだろか、この、なんなんだろか。水屋のところの棚なんですが。
何回もここへ戻って見てました。


070425丸いカマチ.JPG
これ。原さん、茶室にかかりっきりで、端正な本式ものに入れ込んでいますが、ふと出てしまったこれが原さんなのでは?

こうするとこんなにやさしい感じになるんですね。





母屋はもちろんよかったんですが、原さんオリジナルの
宝庫だったのはむしろ駐車場でした。





妻面に屋根をつけるのに、桁行の欄間を開けてある
もんやけん屋根が「終わってくれない」。

そこでこういう

070425屋根.JPG
ひれをつくって「止めて」ます。
上に載った細い笠木がかわいい。伊勢神宮五十鈴川の橋脚保護の柱に
のった切妻状の板の水切りを思い出します。

原さんがこの駐車場建築かわいがっているのが伝わります。




070425駐車場.JPG
同じ駐車場の妻面の架構。左右の母屋の下にただ束を立てるのではなく、
舟肘木的なデザインの部材を入れて浮かしてあります。

そのラインが、曲線でなくてスパッと直線で、水平部分から面を落としてあるのが「かっちょえー!!」です。
(なぜか写真がセピアの設定になってますが・・・)


次、原さんフルオリジナル和風お願いします!!









posted by uch at 09:39| ☔| Comment(0) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: