昨年末に、徳島の設計者を三つの世代に
わけて考えた学会のシンポジウムの続き。
佐那河内の民家改修に関わられて三年目の
前田さん、神山の縁側オフィスなど、既に
五年になるという伊藤さん、美波町の医療
保健センターのプロポーザルを勝ち取って
美波町にも事務所を構える鄭さん。
に、徳島から第二世代代表の伊月さん、
第三世代の島津君と、おまけにわい。
伊月さんは徳島にいながら県外での仕事が
多いという特殊な立場、島津君は佐那河内で
事務所とすまいをかまえて、「村の設計者」
という、古いようでとてもあたらしい立場に
挑戦しようとしているということで。わいは
このところ、防災こそ建築設計の職能かもと
いうような活動をしている立場で、かな。
県外のみなさんと、そんな我々とで、
「建築設計」の絶対値(かな、これはわいが
言よるだけ)を考えてみようとの倉方先生の
お声掛け。
話すことで自らのことを理解していく。
状況を図解で説明されることでお互いの
関係性が明らかになってくる。
そこに眠っている命題が炙りだされてくる。
ということの連続で、三時間、なんやしらん
未経験の、知的興奮にあふれた時間でした。
当然そのあとは懇親会。
雑多な、いろんな、まざりあったことが、
倉方先生の「知性」の網ですくうと、
キラキラしたなにかとして見えてくる。
この座談会は公表されることが前提です。
楽しみやなあ。
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