2007年09月27日

お城に行くと、

穴(窓)ばっかり気になる。





070926突き出し1.jpg
こういう突き出し戸。



突き出して庇状になった、その先の景色まで中に
取り込んだ感じになるのがおもしろい。ガラス一枚では
決して発生しない窓廻りの豊かさ。







070926突き出し2.jpg
対になるとまた面白さが増す。








070926突き出し3.jpg
格子が入ると、その「あいだ」にもうひとつなにか生まれる。








070926銃口.jpg
こういう「狭間」(鉄砲や弓の為の穴)も、どこのお城行っても
見入ってしまうなあ。この、壁のこっちと向こうで厚さが変わる
かんじが好きで、ついいろんなところナナメにしてしまったりする。



松山城・・・

サイズも構成も全然違うけど、
「高知城」のほうがなぜか親しみ感じます。
posted by uch at 11:08| ☁| Comment(4) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
西欧にも出窓なんてのがありますが、丸窓やらこんな窓(窓って言うんでしょうか?)まで様々なヴァリエーションがあるのは、やっぱり日本ですねぇ。
Posted by 馬車猫 at 2007年09月27日 16:44
建築家という人種はお城があると見に行くものなのだ!と勝手に妙な納得をしました。
…が、ちがいましたか?(笑ってごまかす…)
Posted by 文庫あるじ at 2007年09月27日 20:50
うちの蔵の突き出し戸と基本的に同じなんですね。
Posted by センターおやじ at 2007年09月27日 23:06
城があると上ります。やっぱり。
突き出すと、ええですよね。なんでだろ。
「風」にまつわる言葉が、それこそ無数にあると
自慢したことがあります。日本語には。

作った人の苦労が見える(感じる)ようなものは
やっぱり古いものに多いです。

苦労というか難しさを隠蔽するのが
現代の「普通」ですかね。ですから感じない
ことが多いです。

えーっと、なんだっけ。
Posted by uch at 2007年09月27日 23:51
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