2008年02月27日

徳島県

商店街振興組合連合会青年部(長っ)の方々の
企画された勉強会に参加させていただきました。

第二回になるらしい今回の講師は、帯広の町を蘇らせた
「北の屋台」の仕掛け人、坂本和昭さん。



この二つのサイトを見ればぜーんぶわかるって
もんですが・・・



いわゆる屋台を、認めている、またはバックアップしている
自治体はない。博多でさえ、各屋台の当代ができなくなった
時点で廃業と決まっている。日本中で風前の灯火。


屋台の稼動日数は、あったかくてよさそうな博多がその
暑さや雨で年間240日。寒くてしようがなさそうな
帯広だと、極寒の真冬を除き340日。屋台は「冬のもの」。


「便利さ」は非可逆的なもの。

場所を固定し、壁と屋根を設けることで保健所に
営業の許可をもらえることになったが、毎日の屋台の
設営、収納や、十分にあったかかったり涼しかったり
できないその「不便さ」「大変さ」といった「屋台の
肝」が、街の活性化に必要と思ったから「屋台」。
食堂が並んだテナントビルでは決してなかった。

ここを参考に少し便利に作った後続は失敗している。
便利すぎて。不便さが店同士の「ええ関係」をつくり、
前向きな空気、活気を醸成している。便利なものを
いったん作ってしまうと、不便には「絶対に」戻れない。



うーむ。設計者はどうかかわるべきなんだろ?

聞くほどに、またいろんな屋台の写真を見るほどに
バーナード・ルドフスキーの「建築家なしの建築」
が思い浮かぶ。


そこに設計者が加わって、さらにこんなにええ感じ!
にしたいものです。







posted by uch at 00:00| ☔| Comment(4) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
伊座利から徳島市への通勤!も4か月になりました。ショッピングセンター、病院、レクリエーション施設・・・『ない』ということを補ってくれる、人との「ええ関係」。
便利すぎて、人に頼り、頼られることが、今まで少なかったなぁって今!気づきました。一軒一軒の家が「屋台」やなぁって思います。声をかけてくれそうなんです。家が住む人の顔に見えてくるんですよ(笑)。
Posted by ほし☆ at 2008年02月28日 15:45
先日はお疲れさまでした。
行ってよかったです。ほんまに。

あくまで「参考に」して
ガンバリましょう〜!

Posted by 鳥羽 at 2008年02月28日 20:40
たぶん、全ての人が「清潔」と「便利さ」を求めてしまったら、山に登る人はいなくなるでしょうね。

でも、人は山に登るんですよね。
もちろん、人によってそれは「海」だったり「砂漠」であったりするんでしょうけど。
Posted by センターおやじ at 2008年02月29日 23:27
伊座利、ええかんじですね。
あ、「いさり火伊座利」に曲をつけねば!

山かあ。なにかあるんだろなあ。
趣味もすべてそうかなあ。

「わざわざすること」に
楽しみがあるんやもんな。
Posted by uch at 2008年03月01日 19:49
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